主人公が偶然開発してしまったほかのAIとは一線を画する強いAI「アペイリア」
そしてアペイリアがつくってしまった「セカンド」という謎のオンラインゲーム
仮想現実世界のオンラインゲーム「セカンド」でいきなりはじまる謎のデスゲーム
もともとSFが好きなので、特に前評判も知らず、期待せずにはじめたんだけどオンラインゲームでデスゲームが始まった瞬間
なんだぁ・・ソードアー○オンラインなのかぁ
と軽々しくおもったけど、実際はとんでもなく練りこまれたシナリオが隠されていた。
すごく面白かった!!久しぶりに時間わすれて物語の結末がみたくてプレイした。ホワイトアルバム2以来だったよ
でも超シリアス路線かといえば、主人公がどうしようもない変態のでせいで下ネタのオンパレード
オンラインゲーム「セカンド」ではその人の「願望」から特殊能力が設定されるんだけど、
主人公は生粋の変態なので、特殊能力がすべて下ネタになってしまって、それがまたまじめな戦闘シーンをすべてぶち壊してる。
まじめなところ茶化すの嫌いな人は嫌いだろうけど、俺はこういうの大好きだよ。シリアスで長いシナリオの疲れを癒してくる。
絶対コンシューマーに移植できないところもポイント高いね。それでこそエロゲだよな!!
やはりシナリオ上の一番の目玉は「シンカーの正体」になると思う。
仮面をつけてるあたりから「未来からきた自分」白衣からは「AIの科学者の空観」「実際する人間」「AI」なんていろんな想像ができる
話が進んでいろんな情報があつまればあつまるほど、ミスリードできる材料が増えてきて、シナリオライタにうまいくらい転がされた気がする。
また、オンラインゲーム「セカンド」はゲーム内で死亡すると本当に死んでしまうデスゲームなんだけど、なぜか主人公だけ死ぬたび、謎のタイムリープが発生する
ルートは1本しかなく。「個別ルート」というものを「タイムリープ」と絡めて、うまく伏線としてシナリオに組み込んで成立させているその技法も素晴らしい。
エロゲのハーレムルートはシナリオが難しいもんね。
タイムリープ、シンカーの正体、因果律、シナリオの伏線回収、途中に生じる矛盾を説明するためにたくさんの説明がいったせいかちょっとくどくなってしまっているのはいなめなく
自分の頭ではついていけない箇所があった(というか疲れて思考停止した)けど、大筋は理解できたし、俺は細かい矛盾とかより物語が楽しかったらそれでいいよって思う方なので。
物語の最後は見る人によってはすっきりしないとか意見が分かれると思うけど、俺は好きだけどね。
是非プレイしてほしい。
[yasr_overall_rating size=”large”]90点